着物リメイクは初心者でも簡単!!その3つの理由とは
着物生地は幅が狭くほぼ同一幅!裁断がしやすい
洋裁生地の幅に比べてかなり狭いので初心者さんには裁断がとてもしやすいのです。
洋裁生地は今は大体110cmの幅があります。
半分に折っても55cmになります。
着物生地幅は約35cmほどなので、型紙を置いて裁断するのに調度いいんです。
だから前見ごろ、後ろ見ごろ、スカート部分…順番に一枚ずつ型紙を置いて行く事ができるんです。
大概の型紙はこの布幅35cmに収まります。
又衿部分などは35cm幅の半分の17.5cmになりますが、これも便利で、縦長の箇所に、例えば見返しなどに使うのに重宝するんです。
こちらは着物を解いた一着分ですが、
型紙は着物地に合わせて置いて行くって感じなんです。
洋裁とは全くちがうところがここなんです。
パターンが重視の洋裁に比較して、着物をリメイクするのは生地に合わせてパターンを置いていくというイメージになります。
だからちょこっとしたテーブルの上で裁断ができるってことになるんです。
解いた着物はこんな感じでお洋服に変身させました。
只、こちらは本格的に仕立て物なので、初心者さんはもっと簡単な物から始めましょう。
だんだん着物リメイクが好きになったら、このような物だって作れるようになれます。
小物から作り始めたら宜しいかと思います。
カバンやポーチ、エプロン(おしゃれですよ~)お帽子などもいいですね。
私は作成した事はないのですが、傘もお着物地で作れるのです。
防水スプレーが市販でありますので、オリジナルの傘もお着物を使って作って行くことが出来ます
ただし、古着物を仕入れて(買って)リメイクして販売はできません。
古物商の免許が必要になってきます。
あくまでもご自身の為のお着物で、ストックしていた物のみになります。
そちらは又後日詳しく説明して参ります。
私はお話させて頂いているのはご自身のお着物をリメイクして行く方法になります。
まずは着物解いて洗って干して生地幅をご確認くださいませ。
洋裁苦手な初心者さんも納得が行かれると思います。
幅が狭いので、生地の裁断が大変やりやすいですから。
着物リメイク失敗して解いても後が目立ちにくい
解いても後が目立ちにくいので縫い直しが容易い
その理由は織り方にもよります。
手織りでもほぼ同じです。洋裁歴は45年ほどにもなりますが、
着物のリメイクは3年以上になりますが、着物生地は解くのも簡単です。
例えば糸切リッパーなどを使ってほどいていくのですが、失敗して縫い直しが大変やりやすい事にあなたも驚かれる事でしょう!!
リッパーってこれですが、
お安いのもたくさんございます。例えば100円ショップにも…ですが、すぐに切れにくくなるように思います。
いずれにせよだんだん切れ味が悪くなりますので、そんな時は買い替えて下さいね。
こちらで、裏からミシン針目を一本ずつ切るようにして下されば最初は失敗がございません。
糸解きに慣れてくれば布と糸目の間にリッパ―の切る部分を添わせてスートカットすることが出来ます。
糸解きもだんだん上手になってきますよ。
糸を解くのも大変と思われる方は、やはり縫う前にしつけをしましょう。
そうすればミシンの失敗が少なくてすみます。
只、木綿の洋服生地に比べて、着物生地は大半が絹なので縫い針が入りにくいのです。
指ぬきなども忘れずにつけて作業をして下さいね。
指を針のおしりで突いてしまう事のございますのでね。
練習だと思ってあまりしつけをかけずにマチ針で留めてミシンをするのに慣れてみて下さい。
又、洋裁用のクリップもございますからそちらで留めてミシン掛けをしてもよろしいです。
もちろん、マチ針であっても、クリップであってもミシンをかける手前で外してください。
此方の慣れですから、練習しましょう!
マチ針はパッチワーク用を使用されるといいですね。
クリップも意外と使い勝手がよろしいですよ。
着物リメイクも洋裁もそうですが、道具は必要になりますね。
少しずつ揃えて行くと結構楽しいもので、ちょっと技術アップしたような気分になれます。
どんなお習い事でも何かを揃えて形から入るってのもありかと思います。
着物地は縫い後が目立ちにくいので、沢山解いて着物の素材感に馴染んで下さい。
大島紬は裏表がないから簡単
裏表があるのは大島紬ではありません。
染大島紬は別物裏表があります。
此方で一問答がございましたが・・・
染大島は裏がございます。
こちらは染大島泥染めと明記があったお着物でした。
此方は裏を記載せずにお客様の大変なお怒りを買いまして・・・
染大島は裏がございますのは承知と思ってうっかり裏部分をアップしなかったのです。
余にも裏のお色がからし色だったので愕然とかれたようでした。
もちろん全てご返金いたしましたがね。
というわけで、染大島は大島紬とは別物です。
染大島に関してはまだ不勉強ですので、改めてこちらの大島紬に関して調べてい行きたいと思っています。
まっその話は別として、
染大島は裏表がありますし、素材も硬いです。
目が詰まっていて初心者さんが縫製するにはかなりハードルが高いので、こちらは今はパスしましょう。
大島紬には裏表はないのですが、生地の厚みが多少なりとも違っています。
薄手から厚手がございますが、洋服生地のようなバリエーションはありません。
お手持ちのお着物では最初は大島紬からリメイクを始めて下さいね。
それに代わるものでしたら”紬”と呼ばれる物がよろしいですね。
この紬の奥が深く、表裏が同じように見えるものや刺繍になっているもの、後染め、先染めと、種類が大島紬に比べて大変多いです。
大島紬がございませんでしたら、紬のお着物でもよろしいです。
その他では小紋や留め袖、訪問着、などもありますが、少し縫いにくいものもございます。
先にはそういったお着物のリメイクの注意点又、画像もご用意して解説して行きたいと思っております。
着物のリメイクって意外と簡単!!
此方の記事もご覧くださいませ。
まとめ
①着物リメイク生地幅が狭くてやりやすい
②失敗して解いても後が分かりにくい
③始めるなら大島紬が縫いやすい
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