着物リメイクサイズ直しを容易に行う方法3つとセットアップ関連性
①衿ぐりが小さすぎた時の補正方法
後ファスナー付けが完了してさあ!っと思ったら襟ぐりが小さかった時の補正方法です。
ファスナー付いてたって襟ぐり大きくできますわよ💛

お直しは面倒くさく、どうもきれいにしあがらないとおもってませんか?
やり方で、きれいに直すことが出来ます。
まず、私も仕上げて「あれ?これ小さすぎるんじゃない?」という事がままあります。
で、襟ぐりが小さく仕上がった時の直し方
手順
- 肩の縫い目を解く=衿ぐりから袖付け、袖ぐり位置の手前3cmまで。
- 解いた方の縫い代をキレイにアイロンで伸ばす。
- 衿ぐりの始末は見返し、バイヤステープ、衿付けで仕上げているはずですが、それらは全てはずします。縫い目をほどくには、
このリッパ―を掴家きれいに縫い目を解くことができます。
私はこちらをいつも作業台の上においていつでも間違って縫ったとき即座にほどいてやり直します。
解くことが苦にならなければ、リメイクがたのしくなりますよ。
リメイクやアップサイクルも解きの作業が不可欠ですから、このリッパ―に慣れて下さいね。
で、肩を途中まで解き、襟ぐりについた見返しや衿やバイヤスを外したら、アイロンで縫い代を伸ばし、大きくしたいサイズにチャコを引きます。
そのひいた印より1cmの縫い代を付けてハサミでカットします。
この時、肩の縫い代のミシン目w再度端を返し縫をしてほどけないようにします。
こうしてから、再度見返し作り、衿作り、バイヤス始末をしたら、きれいにえ襟ぐりを広げる事ができます。
尚、衿は大きく作りなおす必要があります。
で、衿の縫い代がある場合、広げた分外を縫って大きくすることができます。
縫い代がない場合は作り変えるか、
衿の中央に生地を足して衿を大きくすることができます。一寸聞くと気が重いかもしれませんが、「襟ぐりきつーい」でも、治せますからー
こちら出来立てのほやほやですが、こちらで衿ぐり失敗して直した物です。
きれいに治っていますでしょう(^_-)-☆
②バスト・脇を大きく又小さくする方法
大きくするには着物生地残布を足します。
基本的に3角のマチを入れて大きくします。
大きくするにはやはり残布を足して広げますが、脇下、袖下に3角マチをいれますので、目だたさずにお直しすることができます。
最高でバスト8cmは大きくできますが、それ以上でしたらシルエットが崩れますので難しいですね。
小さくするには脇を詰めると言います。
こちらは比較的簡単ですが、やはりバスト8cmまでが限界ですね。
それ以上でしたら、やはり肩から直さないとシルエットが崩れてしまいます。
③丈を短くする方法
こちらはもちろん長い分だけカットします。
ですが、例えばロング丈のワンピースなど、ワイドシルエットの物は少々みじかくしてもよろしいのですが、タイトやセミタイトシルエットは、
丈を短くすると同時に脇も削らないとシルエットが崩れてしまいますので長い分だけかっとしてしまいますと、タイトシルエットがセミタイトシルエットになってしまいます。
お直しは専門家もありますように、結構面倒だしスーツなどになりますと技術も要します。
例えばテーラードスーツなどの裏付き素材はお直しにはかなりの時間がかかりますので、又上質な素材であればあるほどお直しは専門家に出すのが賢明です。
私は、自分の作品の直しもほとんどしません。なぜなら、寸法違いで衿ぐりが小さく仕上がった時などは直しますが、従来出来上がりの物は最初の仕上げよりもきれいには仕上がらないのでできるだけ致しません。
かつて大きなサイズに仕上げた作品をお直し可という方法で販売していましたが、XLサイズからMサイズにお直しした時は苦痛でした。
一日係で直しましたが、納得いく仕上がりにならず、それ以来そのやり方はやめました。
お直しは依頼は断る方が時間にロスはない
お直しを簡単に引き受けるとかなりなロスが出ます。
売り手はいいなりにならない方が商品価値は上がります。
例えば、セットアップ商品を全てに行うのではなく、月に一回だけにするようにするとよろしいと思います。
今回5月の特別企画の商品をこの度アップしました。
こちらを月一回のサービス規格品にしました。
ですのでどの作品もこのパターンにするというのはしません。
メリハリをつけるための一企画商品とします。
小物を付けたらお客様によってはあまり必要と感じない方もおられます。
お直しもいつでも引き受けない方が有効なように、セットアップ作品も時と場合に合わせて行った方が、お客様の目先が変わって有利に展開しますね。
お客様はあなたの作品に慣れて行きます。
ですから、サービスでセットしているつもりが、セットされていて当たり前になってしまうのです。
なので、一か月に一回は3点っセット
10日に一回は一点のセットアップという風にメリハリを付けた販売をしてみてはいかがでしょう!
お客様は少しでも変化を付けたり、継続したりしてリピートして下さるように変化を付けた方法を常に考えながら販売に努めて下さいね。
まとめ
- 販売方法に変化を付ける
- 良かれと思っても不要なサービスもある
- 長ーくお付き合いできる方法で継続しましょう
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