ハンドメイド作家の2択|ニーズに答えるか、ポリシーを貫くか!
2者択一を迫られたらあなたならどうしますか?
お客様の二―ズに答えて作品作りをするか、それとも自分を認めてもらうための作品作りをするのか?
ハンドメイド作家の2択がここにあるのではないでしょうか?
例えば自分で自分の描いた絵をプリントしたりしてね。
前も書いたのですが、ハンドメイド作家には、人が欲しがる物をあえて作る人と、自分の思った作品を人に認めてもらいたい人がいるという事です。
後者はいわゆる芸術家、アーチストタイプのハンドメイド作家。
前者はハンドメイドを商品化するハンドメイド作家。
私の失敗は、アーチスト的な作品作りをして、それを商売しようとしていた事にあります。
ハンドメイド作品を商品化するのであれば、当然ニーズに答えなきゃなりません。
アーチスト的ハンドメイド作家ならば、お金は二の次で認めてもらえるまで頑張り続ける。
このどちらかを選ばなければ、二兎と追うもの一兎も得ずになると思います。
私がこのブログを始めて、自分の本音を見つめ直す機会を得る事ができました。
ここ数日作品作りに精を出してまして、それで気が付いたのです。
このご時世マスクが必要以上に求められ、結果市販の物が手に入らなくなり人々はマスクを自分で作るようになりました。
それにより、材料は不足状態となり、レシピも多く販売され、一時はハンドメイドマスクが高値になり、販売も禁止という事態になりました。
ミンネではマスクのカテゴリーがあり、以前ほどではないですが、高額なものもございます。
この流れに乗ったハンドメイド作家は儲かったでしょうし、これからもしばらく続く事でしょう。
後から相乗りした私のマスク(ヤフオクではマスクカバー)は反響も薄く、着物リメイク作品のユーザー様がまとめて注文を下さった程度で、それほど作成もせずに留まりました。
私はマスクも自分なりの工夫ししていますし、何度も自分用に作って顔に沿う物を作り上げたと思います。
ですが、売れるからと言ってマスクばっかりは作りませんので、自分の本職に生かす事を考えました。
それがこちらになります。
この作品をどうのというわけではなく、自分が目指す本髄に流行り物を利用することを思いついたのです。
例えば,このマスク不足の時期がなくなり、自分でマスク作る人もいなくなった時、それでも、これは使えますよね。
お客様のお一人が「このマスクはおしゃれだし、ウィルスが去っても日よけに使えるわ」
っておっしゃって下さいました。
となると、日よけならば、腕の日よけカバーをニット素材にこの着物リメイク残布を飾り、例えばリボンなどにして付けてもいいですし、
腕日除けカバーの安い物(100円ショップにもあるので)を買って残布をあしらったりしてもいいと思いました。
ハンドメイド作品無限大に考える知恵を持とう!
こちらの作品もハンドメイドマスク(ヤフオク販売なのでマスクカバー)を添付したのですが、
こちらも即日お買い上げ頂いております。
価格的にこれぐらいの物でしたら本来もっと高額価格からの立ち上がりでもよいかと思いますが、
ヤフオクはいわゆるオークションですので、お客様が価格を吊り上げてくださいます。
なので自分にとっても指針ともなりますので、より良い作品を作る目標になるので、あまり最初から高く付けません。
商品価値は自分が作る物ではなく、ユーザーの方々が付けて下さる物だと思っています。
だから私はその点お客様まかせにしています。
私のようなやり方だといつまでたっても儲からないという方が多いかと思いますが、
長ーくずっと愛してもらいたいので今のままでいいと思っています。
流行りを先取りしてハンドメイド作品を作る事の出来る人はそうすればハンドメイド作品で儲ける事ができます。
私はといいますと、たった一人の人でも何度も買って下さる方をやっぱり大切にして行きたいと思うようになりました。
そう思う事で逆に楽しく一日を無駄なく過ごせるようになったからです。
すると、お客様はこれをこのリメイク作品に添えたら喜ばれるかしらという発想が生まれて来たのです。
一作品から無限大の発想をする事は容易ですよ。
儲けだけを考えると発想が生まれて来ない
発想を巡らせるためには、お客様の顔を想像することです。
確かに上の画像は市販のUV加工の日よけマスクなのですが、私の作ったマスクだってしっかり日除けになりますからー
この中はガーゼのフィルターポケットが付いていて、フィルターも入れば4重仕立てになります。
鼻とあごにはワイヤーが入っているのでお顔がすっぽり覆われるので、襟もとに日除けスカーフでも巻けばほぼパーフェクトの日よけ対策となります。
UV加工というだけで、2000円から3000円しています。
そして加工はされていますが、ピンクとかブルーの看護師さんのマスクみたいです。
私は日々人々が今必要に思うものを考えて、私の作成する着物リメイクウェアに添えて行きたいと思います。
同じ素材をずっと触っていたら、縫製者として他の素材に手を出したくなるのです。
得に長く携わり、数多くを手掛けてきたら、これもあれも作りたくなるのですが、
私は長くやってきたからこそ、素材を絞る事に専念する方がよいと思っています。
多分今までしっかり儲けられなかったのは、多方面手掛け過ぎた事にあると思っています。
少しその分野で買って頂けたら、また別の物を手掛けるという繰り返しだったように思います。
洋裁45年ほどやってきて、
それ以外に、
カバン作り、財布作り、人形作り、羊毛フェルト人形、染色、スクリーンプリント、etc
どれも販売して殆ど売っています。
洋裁で根を詰める事になれているので、全て売り物にはしました。
けど、ある人の言葉をきっかけに着物リメイクを手掛け、販売実績が一番高いのが着物のリメイク服の販売になりました。
導かれるところに自分の行く道があったように思っています。
喜びはお客様が教えてくれる
最初はブログを立ち上げたとき儲ける為のハンドメイドが目標だったのですが、
こうして自分の気持ちを整理していくうちに、本当のハンドメイドの喜びが何であるかを考えるようになりました。
喜びを与える事が喜びであるという事
そう思うと、少々の無理も気にならず、又お客様の喜ばれるお顔を想像すると目標が違ってきます。
それは、今月何枚縫っていくら稼ぐではなく、何人の人に喜んでもらえるかという事が目標に変わって行ったのです。
沢山縫えば収入もアップします。
又喜びの数が多ければ多いほど売り上げも上がるのですから、気持ちの持ち方で作品作りも違ってきます。
数か月掛かって今はこの結論に達しています。
まとめ
- 作品は喜びの数を増やす事で品質向上になる
- 儲けを追うよりユーザーの喜びを追う事が大切
- アイデアが生まれるきっかけはお客様にある事を忘れてはならない
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