着物リメイク洗濯から裁断まで|生地幅無くても大丈夫
おさらい
- パターンを作ります。
- パターンは着物生地幅を考えないで自由に作ります。
- 着物生地の上にパターンを置いて、余ったパターンを布目方向を変えずに別の箇所で裁断して、本体と小さい方のパーツを剥ぐ。
着物リメイク裁断ポイント
パターンには布目の方向を書いて、また切ったパターンはどことどことはぎあわせるのかを目印をつけておくようにしましょう
着物リメイクを行うときに、布幅にとらわれやすく、単純なデザインになってしまいがちですが、この方法で剥いでいっても洋服生地ほど気を使わない訳は、着物の織りの技術が素晴らしいことにあります。着物という織物がいかに正しく織られているか、よって布目を合わせてはぎ合せても違和感も無く、よれたりつったりしないのです。
私は去年一年で100枚近く着物をリメイクして洋服を縫ってまいりました。最初は生地幅に合わせてデザインを決めておりました。しかし、着物生地に合わせてデザインすると、どうも縦長イメージのデザインばかりになり、好きな形を描くことができませんでした。
で、好きなデザインを型紙にする事にして、入らない型紙部分を切って、例えば着物の衿のところなどを使って裁断して、剥いでいくようにしたら、思い通りのデザインを着物で作ることが可能になって来たのです。
形に何かをはめるのではなく、何かを形にはめるとすれば結構面白いものができるようです。
実際パッチワークはそのような物だったのでしょうが、ピースという形にして剥ぎ合わせる事でその美しさを表現するようになったのかと思います。
事柄にはルールが先にあるのではなく、経験からルールは作られるのではないでしょうか?私はいつもとらわれない生き方の方を好んで長く(63年)生きてきたように思います。
なので、できないことなどないといつも思っております。洋裁歴の中で着物のリメイクだけやり続けたのが去年一年と、今年の数か月です。やはりたどり着いたところはルールにはめ込まないというところでした。
土台ルール通りに行うことがあまりうまくなく、そんなところが逆に発想を豊かにしてくれることと信じております。
洋服を作るということも、他のハンドメイドもしくは芸術にしても発想力が豊かだと、いつまでもそのものに付き合って行けます。退屈しないでいられます。
着物はこれだけのパーツを手縫いで仕上げています。ルールのある作風に思います。
なので、こちらを解体して又新に違う形に変えて楽しむ、また新たなオーナー様と出会えるなんて、素敵な作業です。
今後は私は今あるものの形を変えて、新たなオーナー様のお届けできる事の喜びとして行きたいです。
まとめ
- 着物リメイクルールがないから楽しい
- 形を変えて又楽しむ
- 着物リメイクは発想が豊かになる