着物リメイク事情|一番人気”大島紬””は仕立て易い
着物リメイクの醍醐味
日本人である以上、着物はほっと落ち着ける素材であります。
根底に自分自身日本という国土に誇りをもっているからではないでしょうか?
着物という素材についてもっと研究しながら、又その着物を形に変えて行く楽しみや喜びを伝えていくカテゴリーを暫くアップして行きたいと思っています。
洋裁の中のリメイク部門の中の着物リメイクは、私が長い間縫製と関わって来た中において、最も需要の高い物でもあります。
私が感じた事は着物を愛するリピーター様がかなり多いのだという事です。、古着物を使って作る洋服はもちろん、バッグなども大変人気がございます。
今まだ本格的に着物リメイクの小物部門をやってはいませんが、
今後私のショップを着物オンリーに変えて行くつもりでおります。
着物文化を愛する日本人として、多くの日本文化も資料を集め、なぜ着物が愛されているのかを知りつつ、
又縫製により一層頑張りたいと思っています。
日本というイメージをなさってみてください
すぐにいろいろ思い浮かべる事ができるでしょう。
ですから、私はもっと突き詰めて、着物をリメイクすることに研究を重ねたいですね。
どうも着物に限らず、和物が好きらしい。
海外の着物評価
外国人の着物評価がかなり高い
アメリカ人の夫人が扇子や帯をお家の中にレイアウトされていました。
着るだけではなく、着物をディスプレイで使う外国人も多く、アジアの被服では一番人気のようです。
人気の理由
- 簡単に着用できないので厳かな気持ちになれる
- 魅力的
- 帯や草履などの小物もとても美しい
例えばアオザイやチョゴリなどは自分ひとりでも着用できるようです。
ですが、着物は着付けを覚えないと着れません。
外国人の方が京都などで着物を着せてもらってあちこちまわっている姿もよく目にしましたね。
それに外国人に限らず、私達も和柄の物を見るとほっとした気分になりませんか?
今は新型コロナウィルスの影響で外国人は来ていませんが、この状況が収まれば、また日本に来て着慣れない着物を愛してくれることでしょう。
ですから、今一度着物を見直し、着物として着用しないで素材を取り入れながら、
この素材を最大限に活用することの楽しみを見出したく改めて思うようになりました。
着物リメイクに不可欠な事は素材選び
- 縫い易い
- 印もつけやすい(両面チャコ水で消えるタイプをお使い下さい)
- ずれが少ない(マチ針止めでも縫えます)
- アイロンにも強い
他のお着物で紬というものがあります。
紬と言われる物に
上質紬
①大島紬
②結城紬
こちらは織りあげるのに1年ほどの時間のかかる上級品です。
普段着の紬
①米沢紬
②上田紬
③塩沢紬 ・・・etc
などがございます。全ての紬を触ってはおりませんが、上質紬の結城紬はお洗濯で縮めてしまい、苦労して伸ばした経験がございますので、こちらは難しいかと思います。
大島紬でお洗濯をしたもので縮んで困ったという事は一度もございません。
今では私はほとんどが大島紬でのリメイクを行っております。
そして使う毎にこの着物の美しさに魅了されております。
理由
大島紬は少し傷んだものでもあまり気にならずに縫製できます。(破れたり、避けたりしている所は省いて下さい)
剥ぎ目が気にならず、デザインを生かす事ができます。
又、色無地などと(特に黒無地)合わせやすく不自然さがございません。
日本美を象徴する素朴な中の優美さ
着物全般、和物全般、すべて落ち着きの取り戻すことのできる原点の素材だと思います。
たとえ、和柄のシールが一つ貼られている袋にしてもほっと致します。
とおっしゃる方もいらっしゃいますが、それはそれでいいと思います。
人の安らぎは様々ですからー
日本人である大半の方は和物に安らぎを覚えるのではないかと思っています。
私が様々の素材を扱って来た中で着物素材が最もニーズが高く、なおかつ縫製もしやすかったという事には相違がございません。
なので、人によって着物みたいに面倒くさいものは嫌だし、着物素材の小物なんてダサくてすきではないわ。
とおっしゃる方もいらっしゃることと思います。
なので、押し付けるつもりはもうとうございませんから、どうぞご安心下さい。
日本の伝統、風習、衣類をこれからもかたりたいですし、日本素材を探求するためのブログなので、ご興味におありになられる方どうぞご覧ください。
又着物リメイク、洋服小物に至るまで、こちらから順にアップして行きます。
アメリカでは、アップサイクルが流行っています。
アップサイクルとは、有名ブランドであっても破棄してしまう古着を良さだけ残して、タグを変えて別の価値ある物に仕上げる手法です。
それに対してリメイクは全てを作り変えるという意味です。
形を全く変えて新しい別の物に作りなおしていく事がリメイクになります。
どちらも再生してもう一度もとあったものを使うという事に違いはありません。
地球環境においてゴミとされる物を再生利用することに大切さを知りながら、あなたのアイディアを最も生かすことが出来る分野と思います。
そして私の勧める着物リメイクを存分に楽しみましょう。
まとめ
- 着物リメイクは和の原点を知る機会をあたえてくれる
- 着物は和の原点である
- 着物から知る日本文化
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